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2020.07.09 Thu
5Gについて
今世間で少しづつ話題になっている5G
さて、5Gが導入されると世界がどう変わるのか?
これについて考えていきましょう。
5G とは?
まずは5Gとは何か?についてですが
5Gとは「5th Generation」(第5世代移動通信システム)の略で
第5世代の通信方式という意味です。
1Gが携帯電話
2Gがiモードなどのキャリアネットワーク
3Gが世界標準の高速ネットワーク
4Gがスマートフォン対応の高速大容量通信
さて5Gはなんなのか?
それは「超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続」です。
といってもよくわかりませんよね。解説していきます。
「超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続」
まずは「超高速大容量」についてです。
2時間のフルハイビジョンの動画が数秒でダウンロードできるくらいの
スピードと言われています。
これは今後きちんと整備されれば、「ダウンロード」という概念がなくなるレベルのものです。データ容量の重いファイルもドラッグ&ドロップの要領でダウンロードができることになるでしょう。
そして「超低遅延」は電波の安定性のことを指しています。
エレベーターやトイレなど、狭い空間に入った際には電波が悪くなったり
都心部から離れると電波の範囲内であっても
低速になったりすることがありましたが
そのようなことがなくなります。
最後に「多数同時接続」です。
多くの機器を同時にネットワークにつなげられるようになり
デジタル家電なども接続できます。
これは今アメリカのNBAで実験されているという話を聞きました。
スマホ複数台を接続し、試合中継するというものです。
これだけでは理解しづらいと思いますが
それは今までの通信技術の進化とは、全く方向性の異なる進化だからです。
今までは
音声通話ができる携帯電話に、PCで行っていた調べ物の機能を追加。
その回線で、PCと同じブラウザで見られるようなアプリケーションを開発。
そして、大容量の高速通信を可能にしてきました。
つまり今までは、「こうなったらいいのにな」という人の欲望に
応えるための進化だったのですが、今回の5Gは、言うなれば
誰も望んでいない進化、未知の領域への到達のための進化なのです。
5G時代の4種の神器
5Gによる変化はこれだけではありません。5G時代の4種の神器というものがあります。
それは「IoT」「AI」「ブロックチェーン」「クラウド」の4つです。
5G時代に対応した事業にいち早く取り組んでいる企業があります。それがGoogleです。
今Google mapには3Dで道を案内してくれる機能があります。
現在は、ただの便利な機能なのですが
5Gの時代に必ず訪れる「自動運転」用のナビゲーションシステムのテスト
として、今その機能が実装されているという噂があります。
実際の映像を視認しながら、ナビを起動させ、自動車の自動運転システムと連動して目的地まで案内する。
これは、絶対的に安定している大容量の通信と、多数同時接続が必要なもので今までの技術では、公道で実装するのは不可能とされていました。
そうです。先ほどの「超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続」、5Gの特徴がこれを解決できるのです。