小規模事業者の販路開拓を支援。広告宣伝にも活用できる「持続化補助金」

社会状況が大きく変化する中、販路開拓や事業の再構築を目指し、補助金の申請を考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者の販路開拓や生産性向上の取組を支援するため、必要な経費の一部を補助するものです。

対象となる経費には、広報費やウェブサイト関連費なども含まれるため、当社のお客様がご利用になることも多い補助金です。今回のコラムでは、この補助金の概要をご紹介いたします。

※補助金の内容は改定されることがあります。最新の情報は補助金事務局ホームページ等でご確認ください。


小規模事業者持続化補助金〈一般型〉

小規模事業者が自社の経営を見直し、自ら持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う、販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度。

■補助対象者
法人、個人事業、特定非営利活動法人

※その他、一定の要件を満たす必要があります。

■補助上限

〔通常枠〕50万円 補助率2/3

〔特別枠〕 賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠・インボイス枠
     200万円(インボイス枠100万円) 
     補助率2/3(賃金引上げ枠、赤字事業者については3/4)

※販路開拓に必要な経費の一部を補助。通常枠・特別枠のいずれか1枠のみ申請可能

■補助対象経費

ウェブサイト関連費は補助金交付申請額の1/4が上限、設備処分費は補助対象経費総額の1/2が上限


対象となる取組の例


■広告宣伝
補助事業計画に基づく商品・サービスの広報を目的としたもの。
単なる会社のPRや営業活動に活用される広報費は対象外。

  • 新たな顧客層の取り込みを狙うチラシ・カタログの作成・配布
  • 新商品・サービスの宣伝広告
  • 店舗の認知度向上を目的とした看板の設置
  • 郵送によるDMの発送


■ITを活用した広報や業務効率化

  • ホームページの開設
  • ネット販売システムの構築、管理システムの導入
  • インターネット広告
  • 商品販売のための動画作成

ウェブサイト関連費は補助金交付申請額の1/4が上限ウェブサイト関連費 のみによる申請は不可。ウェブサイト を50万円(税別)以上で作成する場合、一定期間(通常5年間)処分が制限されることがあります。


■展示会等出展費

  • 出展料、関連する運搬費・通訳料・翻訳料
    ※オンラインによる展示会・商談会等を含む

開発費

  • 新商品の試作開発用の原材料の購入
  • 新たな包装パッケージに係るデザイン費用

※実際に販売する商品の原材料、(開発が完了し)実際に販売する商品を包装するためのパッケージ制作費用は対象外



※補助金には審査があり、不採択になる場合があります。

※小規模事業者持続化補助金〈一般型〉について、詳しくは以下のサイトへ。
 
●商工会の管轄地域で事業を営まれている小規模事業者の方
URL:https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/

●商工会議所の管轄地域で事業を営まれている小規模事業者の方
URL:https://r3.jizokukahojokin.info/


その他の補助金の例

他にも、さまざまな補助金があります。事業規模や目的に沿って調べてみてはいかがでしょうか。条件や締切日など、詳細は最新の情報をご確認ください。

小規模事業者持続化補助金〈低感染リスク型ビジネス枠〉
感染拡大防止のための対人接触機会の減少と事業継続を両立させるポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等に関する取組を支援

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援

事業再構築補助金

ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するための思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援

IT導入補助金

中小企業・小規模事業者がITツール導入に活用できる補助金。

▼補助金等の情報は、こちらもご参照ください。
 中小企業向け補助金・総合支援サイト ミラサポplus

※2022年5月10日現在の資料をもとに作成。内容は改定されることがあります。最新の情報はホームページ等でご確認ください。


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